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≫復活!スーパーマリオクラブ
■放送局 テレビ東京
■放送期間 2010年12月25日午後4時〜午後5時15分
■出演
(※VTR出演を含む)
渡辺徹、加藤紀子、原田まりる、あさりど(堀口文宏、川本成)、浅香唯、桜庭和志、アリtoキリギリス(石井正則、石塚義之)、スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)、爆笑問題(田中裕二、太田光)、TKO(木本武宏、木下隆行)、オセロ(中島知子、松嶋尚美)、土田晃之、山里亮太(南海キャンディーズ)、平野綾…(ほか)
▼番組概要 ≪Last Up Date : 12/26/2010≫
最終シリーズ『マリオスクール』の終了から約9年以上の時を経て、『スーパーマリオ生誕25周年』の名目で奇跡的な復活を果たした特番バージョンの『スーパーマリオクラブ』。2010年11月下旬にテレビ番組放送予定一覧を掲載するサイトにフライング掲載。ネットを中心に当時の視聴者から歓喜の声が上がり、2010年12月初旬に公式発表された。
司会は『スーパーマリオクラブ』から『マリオスクール』まで、全シリーズで司会兼校長を務めた俳優の渡辺徹。そして副司会は『スーパーマリオクラブ』後期から『64マリオスタジアム』中期まで、最も長い期間務めたタレントの加藤紀子が担当。『64マリオスタジアム』中期で降板して以来、約12年ぶりの出演となった。またアシスタントを「芸能界一オタクな女性タレント」と一部で名高い、タレント兼女優の原田まりるが担当。司会陣を当時の二人、アシスタントに当時の視聴者と同じ世代のタレントを起用するという、何十年もの時の流れを感じさせるキャスティングが成された。
その他、助っ人ゲストとして浅香唯、桜庭和志、スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)、アリtoキリギリス(石井正則、石塚義之)が出演。唯一、アリtoキリギリスは第三シリーズである『64マリオスタジアム』にも出演した経歴を持つゲストで、加藤紀子と同じく放送当時から約12年ぶりの番組出演となった。

内容は当時の『スーパーマリオクラブ』の再現ではなく、『スーパーマリオスタジアム』と『64マリオスタジアム』初期のシリーズ黄金時代を再現したクイズバトル中心の構成となった。クイズバトル名は当時と同じく『スーパーマリオバトル』。基本ルールも『スーパーマリオスタジアム』、『64マリオスタジアム』初期の時代を踏襲した、全部で4つのチームが『知力・体力・ゲーム力』の三つの得点を競い合うというものに。ただ、『知力』ことクイズのシステムは『スーパーマリオクラブ』のパネル選択制を起用。地味な所ではあるが、『スーパーマリオクラブ』の要素も僅かに取り入れた、集大成とも言えるものに仕上げられていた。
また、サブ企画として過去の『スーパーマリオクラブ』から『マリオスクール』まで出演していた芸能人のコメントトーク、懐かしの『出張!大乱闘スマッシュブラザーズ』、名人のスーパーテクニック特集も組まれた。コメントトークでは、『スーパーマリオスタジアム』で『デカコンバトル』の企画で出演してた爆笑問題、ゲストで出演したオセロ、『64マリオスタジアム』でゲスト出演した土田晃之(※当時はU-turn)、TKOが出演。更に『マリオスクール』でマリオバディの一人『アヤ』を務めてた、平野綾も出演した。平野綾に関しては当時はスタッフロールのキャストに記されなかった為、今回の放送を通して彼女がこのシリーズに出演してたという事を知った方もきっと多いだろう。また、TKOは『パネルクイズ』の映像問題にも出演。あさりどと共に『Wii Party』で珍妙(?)なバトルを繰り広げ、視聴者の笑いを誘った。
その他、名人のスーパーテクニック特集では、あのマリオ博士こと『ALL SUPER MARIO』管理人のkikaiさんが出演。ご自宅のマリオグッズコレクション紹介のほか、『NewスーパーマリオブラザーズWii』のスーパーテクニックがお披露目された。また『出張!大乱闘スマッシュブラザーズ』の企画では、青カービィの使い手こと及川名人も久しぶりに登場。この企画に限ってゲスト出演した山里亮太の刺客としてあさりどに勝負を挑み、今なお変わらぬ腕前をお披露目。当時の視聴者には懐かしい光景が繰り広げられた。

全体的に当時の視聴者に「懐かしい!」と感動させるネタを大量に詰め込んだ構成で、まさに「復活」の名に恥じぬ、正真正銘の『スーパーマリオクラブ』となっていた。本編で紹介及び、対戦企画として登場したゲームは出演者、視聴者を考慮して全年齢対象に限定されていたが、対戦企画の盛り上がりに出演ゲスト、参加者の個性の強さなどは当時そのまま。司会を務めた渡辺徹の実況とツッコミもそのままで、見事に『スーパーマリオスタジアム』から『64マリオスタジアム』初期の黄金期が再現された内容としてまとめられていた。
懐かしの映像も爆笑問題の『デカコン』に無名時代の『64マリオスタジアム』出演時のTKOなど、永久保存版とも言える絶妙なチョイスとなった。更に声優になる前の子役時代という事で、流れるか自体が怪しいと見られていた平野綾の映像も流れ、当時の出演を知る人間だけでなく、声優時代の彼女しか知らないファンにとっても衝撃の展開となった。
残念ながら、過去に加藤紀子以外で副司会のポジションを務めた芸能人の出演はなかったが、番組最後に「ひょっとしたら第二回があるかもしれません!」と渡辺氏が予告した為、遠くない未来でお目にかかれたりするかもしれない。
時代特有の制約を受けた部分も見受けられたが、華麗なる復活を遂げた『スーパーマリオクラブ』。果たして今後の展開はどうなるのか?年に一度の特番として、定期的に放送されるようになるのか?目が離せない。
▼コーナー紹介
◆体力バトル
『Wii Sports Resort』のチャンバラ、ボウリング、カヌーのトーナメント方式の勝ち抜き戦が行われた。チャンバラは子供参加者限定の対戦で、ボウリングは親参加者限定の対戦となった。
最後のカヌーは芸能人の助っ人とのチームを組んでの対決。当時の『スーパーマリオスタジアム』、『64マリオスタジアム』時代を更に上回る、(肉体的な意味も含めて)熱い戦いが繰り広げられた。

◆パネルクイズ
『スーパーマリオスタジアム』、『64マリオスタジアム』初期を髣髴とさせるクイズバトル。『スーパーマリオクラブ』のパネルめくりのルールも取り入れており、実質シリーズの集大成とも言えるものになった。
パネル総数は25個で、めくる事で問題が明らかになる仕組み。問題は『マリオ』、『ポケモン』など、主に任天堂のゲームを題材としたものを中心としていた。また『チャンス』のパネルを引き当てると、Wiiのゲームソフトや図書券がもらえる特別クイズが出題。正解すると、それらの商品がゲットできた。更にゲットした商品は後半で開放された『よこどり』パネルで出題されるクイズで正解すると、相手から横取り可能になる。『スーパーマリオクラブ』の時にはなかったルールで、後半は4チーム共に激しい奪い合いが展開された。
また、『?』なるパネルもあり、そこでは司会者の渡辺徹に対する問題が出題。「スーパーマリオスタジアム出演当時、休憩時間で何個の弁当を食べていたか」というゲームとは何ら関係の無い、謎の暴露問題も出題された。

◆旧シリーズ出演者のVTRコメント
過去の『スーパーマリオスタジアム』、『64マリオスタジアム』などにゲスト、レギュラー出演していた芸能人のコメントトーク。コーナーの節目ごとに行われた。
上記、概要でも紹介しているが、VTRコメントを出したのは以下の方々。

◆爆笑問題
『スーパーマリオスタジアム』のデカコンバトルなどの企画に出演。
またデカコンバトルの企画がやりたいと、意気込みを語っていた。

◆オセロ
『スーパーマリオスタジアム』、『64マリオスタジアム』にゲスト出演。
本放送では『スーパーマリオスタジアム』出演当時の映像が流れた。

◆土田晃之
U-turnとして『64マリオスタジアム』にゲスト出演。64マリオ当時の映像も流れたが、当時の相方である対馬盛浩の顔にはぼかし処理が施されていた。

◆平野綾
『マリオスクール』の『マリオバディ(マリオスクールに通う生徒)』の一人、『アヤ』としてレギュラー出演。当時の放送でスタッフロールに記されてなかった為、今回の出演がレギュラー出演していた事の公式発表となった。

◆TKO
『64マリオスタジアム』初期にゲスト出演。当時は無名だった。
また、本編の『パネルクイズ』の映像問題にも出演。

◆名人特集
『マリオカートWii』、『NewスーパーマリオブラザーズWii』のスーパーテクニックを紹介するコーナー。このコーナーの進行はアシスタントの原田まりるが担当した。

◆復活!場外大乱闘!スマッシュブラザーズ
『64マリオスタジアム』時代に人気を博した『出張!大乱闘スマッシュブラザーズ』の復活版。進行は『64マリオスタジアム』当時と同じく、あさりどの二人が務めた。対戦で用いたのは当時と同じNINTENDO64の『大乱闘スマッシュブラザーズ』…ではなく、Wiiの『大乱闘スマッシュブラザーズX』となった。この企画限定のゲストとして、南海キャンディーズの山里亮太が出演。「当時、番組への出演を憧れていた」という思い出を明かした。ちなみにあさりどと対戦した結果は負け。だが、その後、刺客として呼んだ及川名人が勝利したことで五分五分となった。(?)

◆ゲーム力対決
決勝戦企画。『マリオカートWii』の『キノコキャニオン』を舞台とした四人対戦が行われた。
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