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≫レッド・ブロンクス
■公開年月(日本) 1995年8月5日
■監督 スタンリー・トン
■出演 ジャッキー・チェン、アニタ・ムイ、フランソワーズ・イップ、トン・ピョウ、マーク・エイカーストリーム、ガービン・クロス、クリス・ロード…(ほか)
■販売元 ワーナー・ホーム・ビデオ
■定価 1429円(DVD:税別)
▼登場ゲーム一覧 ≪Last Up Date : 8/9/2015≫
◆ゲームギア本体
◆ストーリー概略
香港の刑事クーンは叔父のビルの結婚式に参加する為、アメリカ・ニューヨーク市のブロンクス区を訪れる。そこでビルは、自身が経営しているスーパーを売りに出す話を出し、後日、エレインという女性がスーパーを買い取るに至った。後にビルは新婚旅行へと出かけ、クーンはその間、叔父の住んでいるアパートを借りる。だが、そのアパートとビルが経営していたスーパーの周辺には凶悪な暴走族が徘徊していた。

そんなある日、クーンはスーパーで暴走族の一人が万引きをしているのを目撃。口頭で注意した後、店員を殴る実力行使に出た暴走族をクーンは撃退するのだが、それがきっかけで彼らに目を付けられる事になってしまう。

そしてある日の夜、彼の前に復讐を果たそうとする暴走族の一団が現れる…。
◆作品解説
今や香港のみならず、ハリウッドをも代表するアクションスターとして不動の地位を得た俳優、ジャッキー・チェンの出世作となったアクション映画。原題は『紅番區』で、日本では1995年8月5日に公開された。製作は香港。監督は『ポリス・ストーリー3』、『プロジェクトS』と言ったジャッキー主演映画で監督、脚本を務めたスタンリー・トン。キャストに関してはエレイン役に香港では伝説的な歌手兼女優として知られるアニタ・ムイ、ヒロインのナンシー役は今作の後に『アーロン・イン・ザ・ダーク』、『ブレイド3』等にも出演したカナダ出身の女優フランソワーズ・イップが務めた。そして、ジャッキー演じるクーンの叔父、ビルを演じるのはジャッキー映画と言えばこの人、とも言うべき名俳優トン・ピョウ。但し、今作での出番は少なめ…だったりする。
ジャッキー・チェンのハリウッド進出を視野に入れて製作された作品。既に公開当時、ハリウッド進出を視野に入れた作品として、カーアクションコメディ映画にして自身が日本人役として出演するという珍妙なキャスティングが成された『キャノンボール』、刑事アクション映画『プロテクター』等があったが、そのどれもが十分な興行収入を得られず、事実上の失敗に終わっていた。今作はそれまでの作品の反省を踏まえて送り出された作品であり、公開後には全米興行収入初登場1位の快挙を達成。アメリカ中に彼の名が広まり、同時にブームを巻き起こすきっかけを作った。後に本格的なアメリカ進出を果たした主演作『ラッシュアワー』は、今作のヒットなくして誕生しなかったと言っても過言ではないほどである。

ストーリーは叔父の結婚式に参加する為、アメリカ・ニューヨーク市のブロンクス区にやってきた香港の刑事が、付近を徘徊する凶悪な暴走族達との戦いのみならず、国家絡みの陰謀にも巻き込まれていくというもの。
二部構成になっていて、前半は暴走族達との戦い、後半は国家絡みの陰謀を企てる謎の勢力との戦いが描かれるという内容になっている(但し、明確に各部に区切りがある訳では無く、地続きする形でストーリーは進む)。そのように前半、後半と分けられた構成である故、多少駆け足で展開していくなど、まとまりの悪い部分も散見されるが、それも全て、ジャッキー・チェン自らによる驚愕のアクションシーンの数々が帳消しにしてくれるという、良い意味で勢い任せで清々しさ溢れる仕上がり。スピード感溢れるジェットコースタームービーとして完成されたものになっている。アクション自体にしても大半はスタントマンを使わず、ジャッキー本人自らが挑んでいるだけに迫力は桁違い。更に一部のシーンでは、腕を骨折した状態で挑んでいるというのだから驚かされる。なお、一連のアクションシーンの撮影舞台裏は過去のジャッキー主演作品ではお約束でもある、本編終了後のエンドクレジット中に映るNGシーンで拝見可能。先の骨折をした場面もあるほか、他の格闘シーンでも如何に氏が体を張って挑んでいるのかを存分に堪能できる内容になっているので、こちらも本編と並行して必見。彼のアクションシーンに対する恐れを知らぬ勇気とこだわりには度肝を抜かれること必至だ。

ちなみに今作はかつて、テレビ東京で放送されていた映画番組『木曜洋画劇場』で放送された際には『レッド・ブロンクス 危機一髪』という邦題がつけられていた事がある。また、その後継番組に当たる『水曜シアター9』では、ジャッキー以外の吹き替え声優を一新したHDリマスターバージョンが放送された。このリマスターバージョンは2015年現在もブルーレイでは販売されていない為、非常に貴重なものになっている。当時のを録画していた方は後世大事にしておくといいかもしれない…。その内、発売される可能性も無きにしも非ずだが。
◆ゲーム登場場面
携帯ゲーム機『ゲームギア』が登場。ジャッキー・チェン演じるクーンがアパートの隣人である少年、ダニーにプレゼントし、以降、彼がそれでゲームを遊んでいる場面が度々出てくる。
なお、何のゲームで遊んでいるのかは画面が映し出される場面が無い為に不明…というか、そもそも本体にゲームカートリッジが挿入されていない。「そんなバカな!?」と思う方は一度、本体のスロット部分をよく見てみよう…。
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