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  4. 星のカービィ
≫星のカービィ
■発売元 任天堂
■開発 HAL研究所
■ジャンル アクション
■CERO A(全年齢対象)
■定価 2800円(税別) / バーチャルコンソール版:381円(税別)
■公式サイト ≫ゲームボーイ版 / ≫VC版(3DS)
▼Information
■プレイ人数 1人
■セーブデータ数 1つ(※バッテリーバックアップ:リチウム電池形式)
■総説明書ページ数 バーチャルコンソール版所持の為、不明 / VC版は12ページ:Web版はこちら(※PDF注意)
■推定クリア時間 50分〜1時間(エンディング目的)、2〜3時間(完全攻略目的)
地球からずっとずっと遠く離れた小さな星の、そのまた小さな国のお話。
国の名前は「プププランド」。その国の住民達は、呆れかえるほどの平和な生活を楽しんでいた。

しかし、そんな平和も終わりの時がやって来てしまった。
ある日の晩、「デデデ山」から食いしん坊で有名な「デデデ大王」とその手下達がやってきて、国中の食べ物を盗んだ挙句、国の秘宝「きらきらぼし」まで奪い去ってしまったのだ。

宝物を奪われた人々は悲しんだが、それ以上にお腹が空くのはもっと困ると悩んでいた最中、一人の若者がプププランドにやってきた。旅の途中だった若者は住民が困っていることを聞くと、食べ物を自分が取り戻し、みんなお腹いっぱいご飯を食べられるようにしてあげると、一人でデデデ山へと向かっていった。

春風と共に現れた勇敢な若者。その名は「カービィ」。
▼Points Check
--- Good Point ---
◆道中を歩く敵、ブロックと言ったオブジェクトを攻撃の弾として利用する、カウンター的な発想と独特の駆け引きの面白さを演出した「吸い込み」アクション
◆穴に落ちたらアウトというアクションゲームの鉄則を崩す回避手段にして、アクションゲーム初心者や苦手なプレイヤーも安心して遊べる環境を構築したアクション「ホバリング」
◆吸い込みアクション特有の駆け引きの面白さが演出された、戦い甲斐申し分なしのボス戦
◆真っ当にぶつかるも、やり過ごすも良しの攻略の幅広さが異彩を放つステージ構成
◆あくまでも初心者に遊び易いを第一とし、やり応えはきっちり残す調整が図られたゲームバランス
◆上級者プレイヤーすら悲鳴をあげる難しさ、専用の敵が登場する差別化が光る高難易度モード「エクストラゲーム」
◆複雑なコマンドも要求されず、直感的にキャラクターを動かせる楽しさが詰まった操作性
◆白黒ながら、独特のポップで可愛らしい世界観を見事に描き切ったグラフィック
◆世界観にマッチした明るく、ノリの良い楽曲が揃った音楽
◆シンプルなデザインとは裏腹の表情豊かなリアクションをお披露目する主人公のカービィ
◆エリア移動時の大胆なスクロール、ボス撃破時の派手な爆発エフェクトなど、ハードの限界を突き詰めるこだわりが炸裂した演出周り(ステージ開始前のデモシーンも必見)
◆往年のHAL研究所作品を思い起こさせるマニアックなネタの数々

--- Bad Point ---
◆密度は十分だが、全体的には短すぎる本編のボリューム
◆少し密集させ気味で、想定外の接触事故に至り易い敵配置(悪い意味で陸空のタイプの配置バランスが良すぎて、回避の際に精密な操作が要求されがち)
◆パッと見、何を吸い込んで攻撃するかが分かり難いラスボス戦(それまでのステージで実は吸い込めるものと判明する場面が無いので、酷いと長時間悩まされることも…)
◆作り込みは面白いが、調整に乱暴さも否めないエクストラゲーム(特にボス戦全般)
▼Review ≪Last Update : 4/9/2016≫
♪ま〜るかいて〜おめめがふたつ〜おむすびひとつ〜あっという間に…

その後、絵を描いた男の子は星の彼方に吹っ飛ばされましたとさ。(By:コマーシャル)


『ピンボール』を始めとする初期の任天堂製ファミコンタイトルに携わり、自社制作でも『エッガーランド』シリーズ、『アドベンチャーズ オブ ロロ』、『メタルスレイダーグローリー』などのオリジナル作品を手掛けたHAL(ハル)研究所開発による、完全オリジナルのアクションゲーム。当初は『ティンクル・ポポ』の名でHAL研究所からの発売が予定されていたが、任天堂に目を付けられ、現在のタイトル名で出されたという経緯を持つ。

可愛い見た目とは裏腹なやり応えと奥深さを併せ持った、侮り難き傑作だ。

ゲーム内容は横スクロールで展開する、ステージクリア型アクションゲーム。主人公のカービィを操作し、迫りくる敵やトラップを潜り抜けながら、デデデ大王に奪われたプププランド中の食べ物と秘宝「きらきらぼし」の奪還を目指すというものである。本編は一つ一つのステージを順番に攻略していく、アーケードライクな一本道構成で進行。各ステージのクリア条件も終盤に登場するボスを倒すという、この種の構成を採用したアクションゲームの定番と言えるものとなっている。
システム周りも、主人公のカービィにはダメージ制が採用されており、敵やトラップなどに接触してもそう直には倒れない。一回でも敵などに接触したら倒れてミスになる「一発アウト制」に苦手意識を持つ、アクションゲーム初心者に優しい設定が成されている。ただ、この主人公の最大の特色は打たれ強さではなく、攻撃手段にある。その手段というのが「吸い込み」と「吐き出し」。立ちはばかる敵を掃除機のように吸い込んで口の中に入れ、それを「星の弾」にして吐き出し、別の敵にぶつけるという、珍しい技を使いこなすのである。言い方を変えればカウンター技で、それすなわち今作において、ステージ上に立ちはばかる敵というのは攻撃用の「弾」に当たる存在。それらを活用しながら迫りくる敵を撃退し(時に利用し)、ステージを進んでいくのが基本的なプレイスタイル。まさに大胆不敵としか言い様のないアクションをお披露目するのである。勿論、吸い込んだ敵は吐き出す以外に「飲み込む」こともでき、やろうと思えば敵一体一体を食べ、(文字通り)消化していくという怪物プレイも仕掛けられる。しかしながら、ステージ上に登場する敵達は多めなので、その方法だと、逆に吸い込まなかった別の敵に襲われ易くなる。また、吸い込める敵の量も基本的に一体が限界。吸い込んだ敵のすぐ近くにもう一体、別の敵が居れば二体まとめて吸い込むこともできるが、そうも頻繁に近くに居る訳でもないので、意図して狙うのは難しい。それに吸い込んで口の中に敵を入れている間は当然ながら、吸い込み自体が封じられる。だから、敵が密集している場面で迂闊に一体吸い込んでしまうと、それを逃れた敵の集団から集中砲火を浴びる危険に晒されることもある。仕組みからして大胆さが際立つが、実際は結構、プレイヤー自身に大きな隙を作り出すところがあり、直感的に使っていると逆にピンチに見舞われる、繊細な一面も。意外とプレイヤー自身の判断力も試される、侮り難い手強さを秘めたアクションになっているのだ。その辺はまさにカウンター技ならでは。戦術性を秘めた設計が成されている。
また、吸い込み以外にも特徴的なアクションが一つある。それが「ホバリング」。十字キーの上を押すとカービィが空気を口の中に含み、その反動を利用して空を飛ぶのだ。しかも、十字キーを上に倒しっぱなしにしている限り、ずっと飛んでいられる。それを利用して、地上に降り立つこともなく、敵を相手にすることもなくステージを進むということも難なく行えてしまうのである。まさに反則技、アクションゲームとしてそれはどうなんだ、と突っ込みたくなる行動まで取れてしまう。このようなアクションがあるので、仮にミスに至る穴に落ちても、そこから空を飛んでの復帰が可能。他のアクションゲームなら、落ちた時点でミス一直線とするのを防げるという点でも、革新的なアクションとなっている。また、空を飛ぶ際に口に含まれる空気は「空気弾」として発射することもでき、それを使って迫りくる敵にダメージを与えることもできる。効果があるのは道中の敵だけで、中ボスやボスに対しては無効とされてしまうが、そのような攻撃手段を設けることによって、吸い込みとは異なるプレイスタイルでステージを攻略できる余地を作り上げるなど、攻略に奥行きを与えているのもこのアクションの面白いところ。更にずっと空を飛び、敵をやり過ごしながらステージを進めていけるという点も、空を飛ぶ敵の配置、特殊な地形を用意するなど、対策は万全。反則技とは言え、それによってゲームを破たんさせるとまでしていないところにも、先の吸い込み同様の侮り難さと計算された作り込みを実感させられるだろう。
このほかにも道中に落ちているアイテムを吸い込む、或いは取得することで、一定時間特殊なアクションが可能になるというのもある。カレーを拾えば吸い込みの代わりに火炎弾を発射できるようになったり、芋を拾えばホバリング状態で空気弾を連射できるようになるなど、そのシュールな技と効果は見ているだけでも楽しい。
横スクロールアクションゲームとしての作りはまさに王道。これと言って、構成周りに特徴的なものはない。しかしながら、プレイヤーのアクション周りには先の通り、ユニークなものになっていて、独特の戦術性を演出。併せてプレイスタイルの幅を広げるなど、アクションゲーム初心者にも優しく、上級者もプレイスタイルの幅広さによる奥の深い展開を楽しめる設計が成されている。見た目の可愛らしさとは裏腹にゲームバランスに結構な柔軟性あり。甘く挑むと痛い目に遭う、万人を意識した作り込み光る、独特の作品に仕上げられているのだ。

そんな今作の魅力はアクションゲーム初心者に優しく、かと言って生温くはしない絶妙の調整が施されたゲームバランスである。特に「ホバリング」のアクションがそのバランスの演出に貢献しており、アクションゲームを生まれて初めて遊ぶプレイヤーに優しい環境を作り上げている。
アクションゲームというジャンルを遊んでいる際、プレイヤーが最も意識することとは何か。それは「距離」であり、大きな穴を飛び越える時、敵やその攻撃を回避する時において、そのことを念頭に入れた判断が要求されてくる。そして、判断から導き出した結果に対する一喜一憂をハイテンポで何度も繰り返していくのが、極端に言えばアクションゲームというジャンルの醍醐味の一つで、面白さと嫌らしさを演出する重要なファクターでもある。同じことはシューティングゲームに対しても言えるが、穴を飛び越えるというのはキャラクターを実際に動かして遊ぶアクションゲームならではのもので、「距離」というものを非常に強く意識する瞬間だ。ただ裏を返せば、初めてこのジャンルを遊ぶプレイヤーにとって、大きな恐怖感を抱く瞬間でもある。その要因が「落ちたらアウト」という、見た目からして明らかな確約。そのことから、例え小さな穴でも、通り抜けるだけでヒヤッとする気持ちにさせられる。大きな穴となれば、なおのこと。プレイヤー自身の操作テクニックと距離の(簡単な)読み取り、いずれかの誤りが命取りとなる恐ろしさから、中にはコントローラを持つ手が竦んで、先に進むのを止めてしまうプレイヤーも出てしまうだろう。実際に初めて遊んだ作品で飛び越えることができなかったから、アクションゲームというジャンルには強い苦手意識を持っているというプレイヤーは少なからずいるはずだ。中には無慈悲に湧き出る生ける屍、空飛ぶ赤い悪魔に恐怖し、苦手意識を持ったというのもあるかもしれないが、それはさておき。
そのような場面の難しさを今作は「ホバリング」なるアクションの導入によって緩和。仮に距離を読み違え、大きな穴に落ちたとしても、空を飛ぶことによって足場へ復帰できるという可能性を提示し、アクションゲーム初心者から苦手意識を持つプレイヤーも気軽に楽しめる環境を作り上げているのである。その為、大きな穴を飛び越える場面において恐怖を感じることは皆無。更に先の通り、やろうと思えば敵をやり過ごしながら進んでいく事もできるので、行き詰まることもなく、気持ちよくステージを進めていける。正直、アクションゲームの醍醐味をぶち壊す要素と見られても止む無いところもあるが、このジャンルを初めて遊ぶ、或いは苦手なプレイヤーに適した環境を作り上げているだけでも、非難の対象とするのは横暴の極み。それにプレイヤーの行動で「選べる」余地がある。邪道と思うのなら真っ当に進み、ホバリングも必要な時以外は使わなければいいという具合に、やり方次第でどうとでも遊べるのだ。それによって、攻略の自由度と奥深さを演出し、高いリプレイ性を実現させているのだから見事と言わざるを得ない。
更に言うなら、本編の難易度も決して生温くはない。行く手を阻む敵の量は多めなので、吸い込む、倒す順番を考えて対処していかないと、無駄なダメージを受けることになる。ステージも一筋縄ではいかぬ構成だ。最初のステージこそ、ホバリングで空を飛びながらでも簡単に突破できる程度に簡単だが、それ以降になると屋内が舞台になったり、複数の扉で繋げられた迷路のような区画を進んでいくと言った入り組んだ展開が繰り広げられる。最後に登場するボスもトリッキーな面子が揃っていて、ホバリングによるやり過ごしのような反則技も使えない、真っ向勝負となるから気が抜けない。時にはシューティングゲームのような戦闘が繰り広げられたりと、それまでのお約束を外した展開もあるので、アクションゲームに手慣れたプレイヤーもその凝った作り込みには驚かされること請け合い。そして、今作が初心者と苦手なプレイヤーにだけ目を向けて作られた作品ではないことを嫌でも思い知らされるだろう。
アクションゲーム初心者から上級者をフォローするのなら、簡単な難易度を別途用意し、棲み分けてしまうのが誰もが思いつくであろう、最も簡単な対処法だ。ただ、それはそれで上級者との劣等感を抱かせる為、プレイヤーによっては精神的に不快な気持ちにさせられたりもする。そう言ったモード別の棲み分けをするのではなく、双方を同じ場所に立たせ、異なる攻略法による奥深いゲーム性を演出させる。今作のゲームバランスにはそんな思想がよく現れており、まさに人を選ばないアクションゲームというものを実現させているのだ。ジャンルの醍醐味を破壊しかねない要素を使い、プレイヤーの行動による棲み分けとゲームとしての奥深さを実現させたのは巧みの一言。そう言ったゲームバランスを実現させる意図で、謎の生物を主人公に据えているのも意外と理に適っていて、アイディア勝ちな印象を作り上げているのも面白い。ある意味、このようなアクションゲームの世界を作り上げるのに適したキャラクターと言っても過言ではないだろう。

しかしながら、粗削りな所も幾つか。特に敵配置と出現パターンは複数の敵を密集させ気味で、それが元で吸い込みを実施した際、裏をかかれる形で攻撃され易くされてしまっているのにはストレスを感じさせる。そんな別に何十体もの敵が出てくる訳ではないのだが、地上の敵と空中の敵を悪い意味でバランス良く登場させる措置が取られているのが嫌らしい。一応、慎重に対処すればノーダメージを通せる調整なので、些細な話…ではあるのだが、もう少し対処し易い登場の仕方を心がけて欲しかったところだ。若干ながら、数の暴力で難しさを出していないか、と見えてしまうところが辛い。
ボリュームも少なく、ステージが5つしかない為、ノーミスで行ければ1時間以内にクリア可能。ステージ一つ一つは適度な長さで、構成面でも差別化が入念に施されているので密度も十分なのだが、欲を言えばもう1ステージあって欲しかった。
ただ、隠し要素として高難易度の「エクストラゲーム」が用意されており、これも含めた攻略をすれば、物量的に増える。また、その難易度調整も手が込んでいて、見たことのない敵が登場したり、ボスの攻撃パターンが少し変化するなど、新鮮な気持ちで楽しめる作りになっている。そして、その難しさたるや、アクションゲームに手慣れた上級者ですら苦戦必至なほど。もし、通常難易度の本編が物足りないと感じたのなら、是非、四の五言わずに挑戦してみて欲しい。通常難易度でも、上級者でも楽しめる余地が残されているが、こちらに関しては上級者でしか楽しめないと言っているに等しいほどに苛烈。プレイすれば、嫌でも今作の底の深さとアクションゲームとしての本気を見せつけられるだろう。
そのほか、グラフィックも色数の面で厳しい制約が課されたゲームボーイで、ポップで可愛らしい世界観を描くという丁寧な仕事が炸裂。キャラクター、背景共に唯一無二のものを作り出すというデザイナーの本気が光る仕上がりだ。動きも凝っていて、特にステージ開始前に挟まるイベントデモでカービィがお披露目する多彩なリアクションは必見。
音楽もそんな世界観にマッチした、明るく、ノリの良い楽曲が揃っている。ステージの道中は明るい雰囲気に徹し、ボス戦では緊張感を出すなど、緩急の付け方も上手く、場面ごとの盛り上げを適切且つ、確実に行うというこだわりを感じさせられる。演出周りも「ワープスター」なるアイテムを獲得してエリアを移動する際には大胆なスクロールが展開されたり、ボスを撃破した際には派手な爆発エフェクトが描かれるなど、なかなかに派手。アクションゲームとしての気持ちよさ、ハードの限界を突き詰めるこだわりが光る作りにもまた、デザイナーの本気というものを思い知らされるだろう。

操作も吸い込み、ホバリング共々ワンボタンで繰り出せる設計で、複雑さは皆無。挙動には多少ながら固さを感じるところもあるが、もどかしさは皆無で、思うがままにキャラクターを動かせる楽しさが詰まった設計だ。
細かいところだが、開発元のHAL研究所が過去に制作したゲームのネタが随所に仕込まれているのも面白い。例えば、ステージ2で登場するボスがファミコンで発売されたアクションパズル『エッガーランド』シリーズの主人公ロロとヒロインのララにソックリだったり(※念の為だが、本人達ではないという設定である)、爆発エフェクト、効果音がゲームボーイで発売されたシューティングゲーム『突撃!ポンコツタンク』のものだったりなど、いずれかの作品を知る人ほどニヤリとしてしまうものがある。基本、知らなくても何ら問題ないが、知っていれば少し違った視点で本編が楽しめるので、気になる方はぜひ、それらの二作を遊んだ上で確認してみて欲しいところだ。
やり込みを除外すれば少なめなボリューム、やや密集させ過ぎな敵配置など、粗削りな箇所もあるが、敵を利用して攻撃するカウンター的な面白さが詰まった吸い込みアクション、アクションゲーム初心者に対する配慮の一面と攻略の変化を演出するホバリング、そして上級者へのフォローも欠かさない万人向けなゲームバランスと、完成度は総じて高い。可愛らしいキャラクターから子供向け、女の子向けなゲームという印象を抱くかもしれないが、実際はそういう印象を持った人間の顔に鉄拳をぶちかますかのような作り。アクションゲームを全く遊んだことのないプレイヤーのみならず、アクションゲームが好きなプレイヤーも遊んでみて頂きたい、独特の魅力を持ち合わせた傑作だ。シンプルではあるが、そのやり応えは本物。高難易度のエクストラとなれば鬼にも変化する、驚きの二面性を持ったその内容を堪能せよ。お薦めです。
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