Written in Japanese. Japanese fonts required to view this site / Game Review & Data Base Site
  1. ホーム>
  2. Review Box>
  3. PlayStation 4>
  4. Child of Light(チャイルド オブ ライト)
≫Child of Light(チャイルド オブ ライト)
■発売元 ユービーアイソフト
■ジャンル ロールプレイング
■CERO A(全年齢対象)
■定価 1480円(税別)、初回限定パッケージ版:1980円(税別)
■公式サイト ≫こちら
▼Information
■プレイ人数 1人
■セーブデータ数 1つ
■必要HDD容量 2.1GB以上
■その他 Play Station Network対応、追加コンテンツ対応、
■推定クリア時間 10〜11時間(エンディング目的)、13〜15時間(完全攻略目的)
闇の女王の手により、ふしぎな王国『レムリア』の太陽と月と星々が奪われた。とある出来事によって、レムリアへとやってきたオーストリアの侯爵の娘オーロラは、失われた三つの光を取り戻す為の旅へと出る。
▼Points Check
--- Good Point ---
◆RPGとしては珍しい、横スクロール方式を取り入れた特徴的なフィールドデザイン
◆王道のコマンド選択型でありながら、二人しか参加できない制約と『タイムライン』上での駆け引きによって、独特の戦略性と手応えを演出しているバトルシステム
◆一人一人の得意とするもの、苦手とするものをしっかりと棲み分ける調整が施された仲間キャラクター達
◆フィールドに散らばったアイテム回収のほか、戦闘中には敵の行動妨害まで行える個性的な性能を持ち合わせたサポートキャラクター『イグニキュラス』
◆片方がオーロラ、もう片方がイグニキュラスを操作するという、任天堂の『スーパーマリオギャラクシー』を髣髴とさせるスタイルが印象的な二人同時プレイ
◆特殊な宝石『オキュライ』を用いてステータスの底上げ、属性の付与を実施する独特の装備システム
◆プレイヤー好みの成長パターンを構築でき、ゲームの展開にも起伏を付ける『スキル』によるアップグレードシステム
◆イタズラな力押しが効かず、終始、一手一手を考えての行動が要求される絶妙な戦闘バランス
◆謎解きあり、脱出イベントありの起伏に富んだイベントでプレイヤーを退屈させない本編構成
◆寂しげな森、荘厳な神殿、巨大生物の体内など、盛り沢山なフィールドロケーション
◆各フィールドの背景をより一層印象的なものにした、絵画調の独特且つ、美麗なグラフィック
◆フィールドと戦闘で作風の異なる楽曲を設定するなど、緩急の付け方の上手さが光る音楽
◆キャラクターの動作、メニュー選択時のレスポンス共に非常に良好な操作性
◆エンディングまで長くて10時間ほどと、控え目に抑えられたボリューム
◆児童小説を髣髴とさせる世界観、キャラクターの設定が印象的なストーリー
◆絵画調のグラフィックの魅力を効果的に活かした演出の数々(特に戦闘アニメ、ムービーデモ)

--- Bad Point ---
◆プレイステーション4版のみに存在するアプリケーションエラーによるセーブデータ破損バグ(非常に危険なバグ。特に終盤の方で発生し易い。なので、セーブデータのバックアップは必須)
◆台詞回しが詩のようなものである為、人によっては好みが分かれ易いストーリー(また中盤以降に唐突過ぎる急展開があるなど、構成の面でも難点が…)
◆オート方式なのに加え、一つしか作成できないなど、地味な難点を抱えたセーブ機能周り(特にオート機能は先のバグの存在もあって返って危険な仕様になってしまっている)
◆戦闘速度『通常』の存在意義の無さ(最速で適切な速度になるので、必要性が無い)
◆悪く言えばやり込み要素に乏しい為、物足りなさも感じ易いボリューム
◆ワンパターンなボス戦(大半のボスが複数体で攻め込んでくるパターンで統一されている)
◆会話イベントが少ない、宿屋などの施設が無いなど、非常に素っ気ない作りの街エリア
▼Review ≪Last Update : 1/22/2017≫
「オーロラ、愛ってなに?」

「さよならを言う時、さびしくなる気持ちよ。」


『ファークライ3』のクリエイティブディレクター、パトリック・プルーデ氏を中心に編成されたユービーアイソフト・モントリオールスタジオの小規模チームによって開発された完全新作のロールプレイングゲーム。海外のスタジオが製作した日本製のロールプレイングゲームというのを売り文句とした作品でもある。

絵本のようなビジュアルと完成度の高いゲームシステムで魅せる、小粒な傑作だ。

ゲーム内容は横スクロールで展開するイベントクリア型のロールプレイングゲーム(RPG)。主人公のオーロラを操作し、舞台となる不思議な国『レムリア』の大地を駆け巡り、闇の女王に奪われた太陽と月、星々を取り戻しながら、自身が居た元の世界への帰還を目指すというものである。
本編はストーリーに沿って発生するイベントを攻略していく形で進行。基本的にストーリーは章単位で区切られており、特定の場所へと到達したり、イベントを攻略すると次の章へとシームレスに移行する仕組みとなっている。その為、構成としては一本道の色が強め。ただ、プレイヤーの行動範囲を極端に縛るイベントはごく僅かなので、探索の自由度自体は高め。全体的には90年代初期の日本製RPGを踏襲したとも言える、懐かしさ溢れる構成になっている。
また、先の通りに今作は横スクロール方式を採用しており、2Dアクションゲームの感覚でフィールドの移動と探索を行っていく。敵との遭遇もそのスタイルらしい、シンボルエンカウント方式を採用。接触する事で、戦闘へと移行する仕組みとなっている。更にゲームが進む度に探索範囲が拡大。開始当初こそ地上しか歩けないが、ある程度進むと空を飛び回れるようにもなり、文字通り縦横無尽のフィールド探索が行えるようになる。2Dアクションゲームと同じスタイルという事で、行動範囲が狭そうな印象を抱くかもしれないが、実際は一般的なRPGとほぼ変わりないほど広い。飛び回る際も制限時間が無いので、まさに隅から隅まで気のすむまで動き回れる。それ故、窮屈さは皆無。むしろ、探索する事に気持ちが向いてしまうぐらいに操作性の爽快感と開放感を尊重した作りになっている。
その探索周りにも独自の要素があり、今作ではホタルの『イグニキュラス』なるキャラクターがプレイヤーの相棒として登場。右スティックを動かす事で操作でき、オーロラが到達できない所にあるスイッチに光を発して起動させ、行く手を阻んでいる扉を開けるなど、主に謎解き周りで活躍してくれる。これにちなんだ仕掛けも豊富に仕込まれており、中には一定時間の内にトラップを潜り抜けて突破する、何処かのアクションアドベンチャーを髣髴とさせるものも。
他のシステム周りにも独自のものが揃っている。第一にキャラクターの成長及びカスタマイズ周りだが、今作はRPGとしては一般的な経験値によるレベルアップ方式を採用しつつ、個々のキャラクターの特技こと『スキル』の習得システムを並行して実装。レベルアップすると同時に『スキルポイント(SP)』が獲得され、それをメニュー画面から行ける『スキルツリー』で選択可能なスキルに振る事で、様々な特技を習得していけるようになっている。『スキル』の種類は仲間によって様々で、必殺技や回復技は勿論のこと、中には通常攻撃や防御と言った基礎能力を上げるものまで用意されている。更にツリー方式なので、一つのスキルを獲得する度にその範囲が少しずつ増えていく。最終的に全ての能力が獲得できるとは言え、どのような過程で成長させていくかはプレイヤー次第。キャラクターへの愛着とその後の展開を見据えた戦略が求められる、シンプルながらも奥深いシステムになっている。
カスタマイズ絡みでは装備システムも独特で、今作は『オキュライ』と呼ばれる宝石を装着して各種ステータスの底上げを実施する。『オキュライ』は武器・盾・装飾品それぞれのスロットごとに装備可能。また、同じオキュライでも装備させるスロットによって効果も変化するほか、異なる2〜3種類を合成して新たなオキュライを作り出す事もでき、全く種類の異なるオキュライを生み出す事もできる。物自体は敵との戦闘で簡単に入手できたりするのだが、敵の属性に併せて切り替えたり、時には今後を見据えた強化が必要だったりと、意外とその存在は侮り難い。先のスキルより地味な位置付けではあるが、装備品が無いなりの新しさと戦略を練る面白さが描かれており、結構奥深い要素に仕上げられている。
そして、第二として今作及びRPGというジャンルの根幹の一つとも言える戦闘システムも非常に特徴的。基本は正統派のターン制コマンド選択型バトルで、攻撃やスキルと言ったコマンドを選択し、素早いキャラクターから順に行動していく王道のもの。だが、行動の全てを『タイムライン』なるゲージで管理しているのが今作の特色。この『タイムライン』は左側スペースの『ウェイト』と右側スペースの『キャスト』の二つで区分けされており、『ウェイト』の所に対象となるキャラクターのアイコンが位置していると文字通りに行動は起こさず、『キャスト』の左端に到達するとコマンドが表示されて止まり、次に起こす行動を決定させるとアイコンが動き出し、右端まで行くとようやくそのキャラクターが指示した行動を取るという仕組みになっているのだ。更に仮に行動決定後の『キャスト』の所で敵の攻撃を受けてしまうと、行動キャンセルが発生。指示した行動ができなくなって対象キャラクターのアイコンが『ウェイト』の左側に動いてしまい、再度、『キャスト』に到達するまでコマンド選択ができなくなるのである。逆も然りで、敵にキャスト時に攻撃を行えばその行動を封じる事も可能。やり方によっては倒すまでの間、一方的に動きを止めるなんて事もできてしまう。そんなタイムライン上での駆け引きを繰り返し、コマンドを選んで行動を起こしながら今作の戦闘は展開していくのだ。
加えて、戦闘に参加できるのは二人のみなので状況に応じて交代が求められてきたり、属性相関によってダメージが変化する要素も。また、この戦闘には先の『イグニキュラス』も参加し、味方に光を発する事で回復を行ったり、敵に対して行うと『タイムライン』上の行動速度を遅くすると言ったサポート行動を取る事もできる。それによって、戦闘の有利不利が変わったり、状況によっては逆転に繋がったりするなんて事も。仕組みこそ王道だが、数々の特徴的な制約と要素の存在もあって、戦略性が非常に高い。それでいて、行動を読む判断が求められてくる、ユニークな手触り感を特色とした仕上がりになっている。実を言うと、システム自体はドリームキャスト及びプレイステーション2で発売された『グランディアII』をモチーフにしていて、同作を知る人ならば既視感を覚える作りである。ただ、イグニキュラスによる干渉と参加制限、行動キャンセルの要素と言った独自要素も実装。その為、意外と似ているようで違う。また、同作を知らないプレイヤーも、そのシンプルながらも程好く頭を使う作りには刺激的なものを感じるだろう。日本製RPGを踏襲しつつも、独自の解釈を加えたとも言える作りには、今作を手掛けた製作スタッフの日本製RPGに対する愛着というのがギッシリ。今作のRPGとしての個性を象徴するかのようなものに完成されている。
この他にも、最大二人までの協力マルチプレイに対応しているという風変わりな要素も。しかも、一人がオーロラ、片方がイグニキュラスという任天堂の『スーパーマリオギャラクシー』チックなものになっているのが面白い。RPGだけでなく、アクションゲームの要素まで取り入れる様には、徹底した良い所取りのスタンスが現れている。日本製っぽいRPGを目指して作られた作品だけあって、本編の構成から戦闘システム、育成周りにはその色が濃く現れている。だが、それだけでは済まされない独自の要素も豊富で、単なるオマージュ作品では済まない魅力がたっぷり。製作コンセプトの割にはゲームデザイン的に新鮮なものがあり、色んなRPGをやり尽したプレイヤーも唸らせる内容に仕上げられている。

そんな今作最大の魅力は、戦闘システム。作り自体は正統派のコマンド選択型バトルながら、二名しか参加できない状況下で『タイムライン』上の流れを読み、相手の出方を読みながら行動を取っていく過程が熱い。先の通り、戦闘システムには元ネタが存在する為、オマージュ臭の強い作りではあるのだが、単に踏襲しただけで終わらせない独自のゲーム性を持ったものになっているのが秀逸。特に二人とは別に戦闘画面全体を縦横無尽に動き回れ、妨害や援護と言った行動を取れるイグニキュラスの存在が素晴らしく、コマンド選択型バトルでありながらアクションゲーム的な遊び心地も持つというシステムの独自性を一層際立たせている。下手をすれば、ゲームバランスを壊しかねない存在にもなりかねないのだが、そこも妨害できるのは光を放つ専用のゲージが尽きるまでという制約を設けるだけでなく、仲間の援護も同じゲージを消費する二者択一の判断が求められるので、戦術の一つとして違和感なく溶け込んでいる。そして、その適切な措置によって戦闘に一方的な展開を発生させる事もできなくし、戦術性を保ったバランスに落ち着かせているのだから凄い。元ネタがありながら、それを意識させない手応えを作り出しているところには、製作スタッフの手腕の高さと日本製RPGへの深い理解というものを実感させられるばかりだ。如何に入念な検証を行った上で実装したのかを窺わせる。
実際に今作の開発のリーダーを務めたパトリック・プルーデ氏は日本製RPGの大ファンで、様々な名作からインスピレーションを得てシステムを構築したと発売前のインタビューなどで語っていたが、こうもオマージュでありながら全くそうだと思わせないものにしてしまっているのには、氏の優れたセンスを実感させられる。他のバランス調整やレベルデザインを担当したスタッフもだが、コマンド選択型というシステム特有の面白さを厳守し、個々の要素が喧嘩し合わないものへと仕上げたのも特筆に値する。何かのゲームにインスピレーションを得て作られた作品というのは結構存在するものだが、今作はそう言った作品群の教科書的存在と言っても過言では無いだろう。元ネタを主張し過ぎず、独自の魅力を突き詰めた作りはまさに芸術的の一言に尽きる。
また、ゲームバランスも素晴らしい。特に仲間キャラクター達の個性付けが素晴らしく、取得できるスキルの違いも含めて差別化が上手くできている。強弱の加減にしても非適切なレベルに落ち着いており、誰を使っても戦闘が極端なまでに優位になったり、劣勢になったりしないのも見事。さすがに属性の相性が絡む戦闘ではそれが現れたりするが、参加人数に限りがある戦闘システムの特色、戦略を練る楽しさを際立たせる為、どのキャラクターでも十分に戦える調整でまとめているのは見事。プレイヤーそれぞれが自由に戦略を練る楽しさ、キャラクター一人一人にも愛着が湧くというRPGというゲームの本質的な面白さを突き詰めたものに仕上げられている。その仲間キャラクターの数も非常に多く、誰を参加させるか選別する際に悩む楽しさがあるのも秀逸。更にこのキャラクターへの愛着と存在を再認識させるようなイベントも本編に仕込むなど、狙い澄ましたレベルデザインも実施する徹底振り。その見事な展開には、プレイヤーによっては日本製RPGよりも優れているんではないのか、と思うほど唸らされてしまうかもしれない。
レベルデザインに関してはフィールドの作り込みも見事で、横スクロール方式の画面構成を感じさせない開放感と程好い難易度の謎解き、アクション操作が求められるギミックで楽しませてくれる。メインシナリオに絡んだイベントも日本製RPGの王道を突いた仕上がりになっている為、サクサクと進めていけるなど、ちょっとした安心感を抱かせるものになっているのも見所だ。ただ、いわゆる寄り道要素は乏しく、一本道構成の色が強く現れている所にはプレイヤーによっては古臭さを感じるかもしれない。シナリオも台詞回しが詩のように描かれているほか、唐突な展開も多い。正直、この部分に関しては海外製タイトル特有の癖が出てしまっている感じだ。ただ、印象的な台詞も豊富にあるので、一概に悪い訳では無い。その他、戦闘周りもボス戦が決まって多対多の展開になるのにも、ちょっとワンパターンさを感じてしまうところだ。
だが、どの不満点も今作が良く出来ているからこそ出るもの。それほどまでに、本編の完成度は高く、昨今の日本製RPGを上回っているのでは、と思わせるぐらいの魅力を持った内容になっているのだ。確かに寄り道要素が少ない所には窮屈さを感じるかもしれないが、それを気にさせないほどの面白さがギッシリ詰まっている。日本製RPGに対する愛も凄まじく、単なるオマージュで終わらせていない所には今作の本気というものを感じさせられるだろう。

ビジュアル周りに関しても今作は素晴らしい完成度を誇っている。特に『レイマンオリジン』、『レイマンレジェンド』で使用された描画エンジン『UBI Art Framework』を使って製作されたグラフィックは圧巻の美しさ。例に挙げた二作でも実証されているが、イラストそのままにキャラクター達が動く様は思わず息を飲むほどに凄い。中でも戦闘シーンは、その魅力が最も発揮された仕上がりになっているので必見。このグラフィックの真価というものを実感させられるだろう。また、今作は世界観からキャラクターに至るまで、『ピーターラビット』などに代表される海外の児童文学を意識したデザインが成されているのも特色の一つ。モチーフがモチーフだけに、キャラクターのデザインは少し好みの分かれるものになっているのだが、インパクトは抜群で、そう言った作品が好きなプレイヤーにはたまらないビジュアルなので必見である。
音楽もフィールドはピアノ、戦闘はオーケストラと差別化した選曲が成されているのが面白い。実はこれも戦闘システム同様に日本製RPGにインスピレーションを得たものだったりするのだが、児童文学風のグラフィックと見事にマッチしており、独自の雰囲気を作り上げている。楽曲の出来も素晴らしく、戦闘系の曲はピカイチ。フィールドの曲もリラックス効果がある…かもしれないような、落ち着いた仕上がりになっているので、そちらも併せて要チェックだ。
その他、操作性も良好で、キャラクターの挙動もスムーズ且つ、レスポンスもキビキビとしているので、全くストレスを感じさせない。さりげなく、二つのスティックを標準搭載したコントローラを前提とした作りでまとまっているのも面白いところ。『スキルツリー』のインターフェースデザインを始め、何処となく『ファークライ3』を髣髴とさせる手触り感には、同作を知る人ならば奇妙な既視感を覚えるだろう。

演出周りも独自のグラフィックを活かした派手なエフェクト、ナレーションによるストーリーデモなど、ソツなくまとまっている。何気にナレーションは日本語吹き替え仕様で、しっかり日本向けに手直したものに仕上げられているのが嬉しい。また、それらの演出と美麗なグラフィックと共に描かれたフィールドのロケーション周りも多彩。もの寂し気な森から荘厳な神殿、巨大生物の体内、海底など、これぞ冒険活劇と言わんばかりの盛り沢山の地形がプレイヤーの前に立ちはばかる。雰囲気作りも完璧で、プレイヤーによってはしばらくこのフィールドをじっくり飛び回りたいと思ってしまうほど。そんな雰囲気ゲーとしてのツボを抑えている所にも、今作の作り込みの深さを実感させられるところだ。
ボリューム的には昨今のRPGとしては控え目で、寄り道要素も最小限。シナリオも海外製タイトル特有の癖が全開だったりなど、好みの分かれる所もある。更にこれはPS4版に限ったものだが、強制終了バグが発生する頻度がやや高く、オート方式のセーブシステムと相まってセーブデータ破損を招き易い欠点もある。そこが本当に残念でならないが、RPGとしての完成度の高さは折り紙付き。個々の要素が絶妙なバランスでまとまった戦闘システムに素晴らしく美麗なグラフィック、そして控え目だからこそ気軽に遊べるボリュームなど、大作RPGでは味わない魅力がたっぷり詰まった今作。
RPG好きを謳うプレイヤーならば要プレイの傑作だ。RPGがそれほど得意でない方も、難易度選択機能と言ったサポート機能が実装されているので気軽に遊べる設計だ。
また、PS4以外にも今作はXboxOne、WiiU、PS3、PSVita、Xbox360、PC等のハードでも販売されているので、本体未所持だがいずれかのハードを持っている場合は是非、そちらでお試しを。お薦めの逸品です。
≫トップに戻る≪