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≫勇者30
■発売元 マーベラスエンターテインメント(現:マーベラス)
■開発元 オーパス
■ジャンル 超速RPG
■CERO A(全年齢対象)
■定価 4410円(税込)<Best版:2800円(税込)>
ダウンロード版:1500円(税込)
■公式サイト ≫こちら ※動画が再生されます。
▼Information
■プレイ人数 1人(※アドホックモード時:4人)
■セーブデータ数 メモリースティックの残り容量によって変化(使用容量:128KB以上)
■その他 メモリースティックDuo&メモリースティックPRO Duo対応、ワイヤレスLAN(アドホックモード)対応、UMDPassport対応タイトル
■総説明書ページ数 25ページ
■推定クリア時間 8〜10時間(エンディング目的)、17〜23時間以上(完全攻略目的)
女神歴100年。
一人の旅人と時の女神との契約により、長い長い戦いの歴史が静かに動き出す。

世界に残された時間は、あと30秒
▼Points Check
--- Good Point ---
◆僅か30秒でRPG、アクション等の確かな遊び応えを提供する、完成度の高いゲームシステム
◆RPG、アクション、RTS、更にはシューティングと幅広く、それでいて今作特有のゲームデザインによる独特の味付けが成された全4+αの収録ゲーム群
◆厳しい制限の中で如何に上手くタイミングを計り、目標達成へと導いていくかという戦略性の高さとゲームデザインとの絶妙に融合した時間巻き戻し機能&有料方式によるペナルティ
◆RPGの面白い部分を余す事無く詰め込んだ、『勇者30』における秀逸なマップ&レベルデザイン
◆アクションの豊富さとそれによる緊迫感溢れる防衛戦の面白さが光る『騎士30』
◆スピードが求められるゲーム内容ならではの、圧倒的なテンポの良さ(ロード時間も皆無!)
◆サクサクとストレスなく、スピーディにキャラクターを動かせる手応えが癖になる、珠玉の操作性
◆簡単過ぎず、難し過ぎずの丁度良いバランスでまとめられた難易度設定
◆30という数字を強く意識した、独自色溢れる全体のボリューム
◆見た目ドット絵ながら、強烈な印象を残す濃い目な登場キャラクター達(特に時の女神様)
◆THE ALFEEの高見沢俊彦氏を始めとする、著名な作曲家陣によって奏でられる豪華で名曲揃いの音楽(特にタイトル画面のメインテーマは要チェック)
◆王道ながらも燃え所を的確に抑えたストーリー(特に本編終盤の展開は演出も含めて必見)
◆レトロな見た目に良い意味で似合わない、激情的でやたらと熱い演出周り(エフェクト、音楽の使い方など、全体的にツボを抑えた仕上がり)
◆キャラクターイラスト閲覧、音楽鑑賞など、豊富に取り揃えられた特典要素の数々

--- Bad Point ---
◆実質、おまけ同然な『勇者30』以外の3つのゲーム(最終シナリオ、その次に現れるゲームは例外。全体的にレベルデザイン等の作り込みが非常に甘い)
◆エンディングまで僅か10時間、やり込み要素も少なめの乏しい全体のボリューム
◆30に執着し過ぎて、水増し感も出てしまっている各種ゲームごとのボリューム(特に『王女30』)
◆一部、ループ処理が不完全な楽曲の存在(特に高見沢俊彦氏が手掛けた曲に多い)
◆『勇者30』における、ステージクリアの度に挿入されるスタッフロール(カットは可能だがウザい)
◆人によっては拒否反応を覚えるほど、露骨にドット部分を強調したグラフィック
◆ストーリーにおける寒くて滑り気味なギャグの数々(無理やり入れた感が凄い)
▼Review ≪Last Update : 2/23/2014≫
時は金…で生まれるものなり。

捧げよ…、捧げよ…。


2007年にフリーゲームとして配信され、その独特なゲーム性で話題を呼んだ『三十秒勇者』を原作とした新作RPG。開発は『グルーヴ地獄V』、『うたうたウー』等で知られるオーパス。ディレクターは『三十秒勇者』の原作者であるUUEこと吉田浩太郎氏、更に音楽担当として『THE ALFEE』の高見沢俊彦氏を始め、著名なクリエイター陣が多数、参加している。

厳しい制約の中に詰め込まれた、高いゲーム性と中毒性が光る、珠玉の傑作だ。

ゲーム内容はアクション要素強めの時間制限付きロールプレイングゲーム(RPG)。勇者を始めとするプレイヤーキャラクターを操作し、30秒以内に目標の達成を目指すというものである。
本編は全4+αの異なるゲームをプレイしながらストーリーを進めていく、オムニバス形式による構成で展開。最終的な目標は、全てのゲームをクリアした後に現れる最終シナリオに挑み、各ゲーム内にて展開した共通のストーリーに決着を付けるというシンプル且つ、独特なものになっている。他のゲームで例えるならば、『星のカービィ スーパーデラックス』に近い構成と言うと、ゲームに詳しい方ならばピンと来るかもしれない。
そんな本編を構成する4つのゲームは先通り、全てが独立した作り。ただ、共通する事柄として、30秒の時間制限が設けられている。その制約の通りだが、今作では基本的に30秒以内に目的を達成しなければならない。達成できなければ即ゲームオーバーと、非常にシビアで慌しい作りになっているのだ。しかも、その目的というのが主人公のレベルを上げて滅びの呪文を詠唱している魔王を倒せ、門限までに城に戻れなど、明らかに30秒で決着するのは無理同然なものばかり。無茶振りてんこ盛りなラインナップとなっている。もうあからさまに無理ゲーな感じだが、実際はそんな事もなく。というのも、30秒という時間制限は巻き戻す事ができる。今作には『時の女神』なるキャラクターによる時間の巻き戻し機能が実装されており、これでタイミングに合わせて時間の巻き戻しを行い、目的達成を目指していくのだ。いわば今作は、時間を使いこなす事に重きを置いたゲームになっているのだ。
勿論、これは各ゲームごとに共通する要素。巻き戻しの仕方に違いはあれど、基本的には30秒という時間を適度に巻き戻しながら目的達成に挑んでいく。
但し、「時は金なり」という諺があるように、巻き戻しは有料。いや、意味が違うだろという突っ込みはさておき、便利な機能であるが故に安易に使えるものにはなってない。しかも、回を重ねるごとに巻き戻しに必要な資金も増えていくペナルティ付き。その為、どのタイミングでお金を払って巻き戻しをするかという、戦略的な判断が求められてくるのだ。下手に無計画に巻き戻しをすれば、最終的には女神から見放されてドッカン。30秒以内に目標を達成するという基本ルールから何処となく、簡単で浅そうな印象を抱くかもしれないが、意外にその実態はシビアで緊張感満点。短い時間で無茶な目標に挑む難しさ、大局を見る戦略的な視点が求められる絶妙なバランスが異彩を放つものに完成されている。
そんな個性的なシステムとルールを併せ持った4つのゲームの詳細は以下の通り。

■勇者30
勇者を操作し、30秒以内に魔王城で破滅の呪文を詠唱する魔王を倒すという簡易型RPG。魔王を倒す為には戦闘を重ねて経験値を積み、勇者を強くしていかねばならない。一定のレベルに達すると魔王が張り合えるようになる。
本編はステージクリア方式で展開。各ステージでは「勇者の強化とクエストの攻略⇒魔王城で待ち構える魔王との対決」の二つを軸に展開する。最終的に魔王を倒せばステージクリア。戦闘はエンカウント式だが、キャラクターを移動させて体当たりするだけで攻撃が行える単純設計。また、街でのサブイベントや武器装備と言ったRPGとしてはお約束とも言える要素も実装されており、簡易的でありながらRPGらしさがしっかりしたゲームに仕上げられている。
今作における、主役的な存在に当たるゲームである。
なお、このゲームでの時間巻き戻しは各ステージの村にある『女神像』にお金を払う形で行われる。

■魔王30
魔王を操作し、太陽が昇るまでの30秒以内に操られた人間を倒していくリアルタイムストラテジー。モンスターを召喚し、敵を倒していくだけの簡易的な作りだが、三すくみの相性と言った要素があるなど、そこそこ戦略性がある。また、モンスターの召喚は魔方陣ゲージを消費する形で行われ、ゲージが多いほど強いモンスターを召喚できる一方、敵からダメージを喰らうとゲージの最大値が減り、弱いモンスターしか召喚できないようになるなど、状況に応じた召喚と的確な立ち回りが要求されてくる。
これも『勇者30』と同様に本編はステージクリア方式で展開。また、時間の巻き戻しはステージ上にある『女神屋』なる施設に接触する事で行われる仕組みとなっている。

■王女30
門限までの30秒以内に、王様の病気を治す為の薬草を取りに行くというステージクリア型シューティングゲーム。道中現れるモンスターをボウガンで倒しながら進み、目的を果たした後、門限までに城に戻ればステージクリアとなる。 基本的に「行って戻る」の構成だが、ステージによってはボスが登場したりもする。
また、時間の巻き戻しはステージ内にある『女神カーペット』に乗って行うというものになっている。更に巻き戻しはカーペットに乗っている間に秒単位で行われる仕組み。『勇者30』、『魔王30』とは趣の異なるものになっている。

■騎士30
これまで紹介した3つのゲームをクリアすると出現する第四のゲーム。賢者を守る騎士となり、賢者が呪文を唱え終わるまでの30秒間守り抜くステージクリア型アクションゲーム。簡潔に言ってしまえば、『勇者30』の逆バージョン的なゲーム。そのルールから既に明らかだが、このゲームに限って時間巻き戻し機能が搭載されていない。
基本的に賢者を連れながら敵から逃げたり、時には自ら戦って敵を足止めしたりしていく防衛要素の強い作りになっている。特徴的な要素として、ステージ内のあらゆるオブジェクトを武器代わりにできるというものがあり、非常に多彩なアクションを繰り出す事ができる。但し、敵を倒すことは不可能。気絶させる事しかできない為、下手な突撃を繰り返していると賢者が集中砲火の目に晒されたりする。
とにかく、やれることの豊富さが売りのゲーム。詳細だけでも複雑な印象を漂わせているが、中身自体は他のゲームと大差の無い、単純明快な作りになっている。

そして、これら4つのゲームをクリアすると最終シナリオに当たるゲームが解禁。詳細はネタバレになるので伏せるが、基本的に時間の巻き戻しが無い、一発勝負の内容となっている。これをクリアすると一連のストーリー全てに決着が着き、晴れてエンディングとなる。更にその後に新たな挑戦が現れるのだが、これに関しては本編にてご確認を。
以上が収録ゲームの簡単な概要。いずれも30秒というテーマにこだわった、独創的なアイディアと工夫が炸裂した内容に仕上げられている。それでいて、いずれも時間の短さを全く思わせないほどゲーム性は高め。制限時間付きな上、その設定時間が短い事から、大した手応えは無さそうとイメージするかもしれないが、そう侮ると酷いしっぺ返しを喰らうこと請け合い。第一印象では想像が付かないほどの手応えと新しさを感じ取れる作りとなっている。
これと言って特徴的な要素も無く、30秒という制限時間の短さが際立っているだけなのに、驚くほどその手応えは新鮮。アイディア勝ちという事を体現させたその作りには、何処と無く昔のゲームを髣髴とさせる香りが満ち溢れている。まさに古きよき時代のゲーム。新しいのに懐かしいゲームシステムと触り心地が異彩を放つ作品になっている。

例によって、今作の魅力は30秒という短時間で確かな満足感を提供する、完成度の高いゲームシステムに尽きる。
特に時間巻き戻し機能に設けられた「使えば使うほど必要資金が上がっていく」というペナルティの存在がゲーム性に奥行きと深みを与えている。時間を戻せば目標の達成に余裕ができる反面、次回以降からは以前より高い資金を支払わなければならない。その下手に使えば酷い代償を受ける事になる仕組みが非常に素晴らしく、シンプルだけど安易な考えで挑むと痛い目を見るという一筋縄では行かない難しさを際立たせていて上手い。30秒以内に目標の達成を目指すという基本ルールとの相性も抜群で、この制限だからこその戦略を組み立てる楽しさが演出されていて見事。時間内にやるべき事を的確にこなしていくその過程には、レースゲームのタイムアタックやシミュレーションゲームの最小ターン数攻略とは一味も二味も違う『制限との戦い』が描かれており、あまり前例のないやり込みのスタイルが確立されている。ある意味、レースゲームとシミュレーションの制限との戦いが融合したとも言えるその斬新な戦略性は、やり込み派のプレイヤーに今までに味わった事のない体験を提供する事間違いなし。巻き戻しと使えば使うほど使い難くなっていく発想と仕組みはありきたりで、斬新とは言い難いところもあるが、30秒というテーマとの自然な融合もあって、意外な存在感を持ったものに仕上げられている。そのもどかしい手応えと計画通りに事を遂行できた時の達成感、その過程に至るまでの戦略を練る面白さがしっかりしているというだけでも、今作のゲームシステムの完成度の高さというものを実感させられる。リスクとリターンの概念、アイディア活用法の二つが非常に綺麗な形で活かされている。
また、30秒という制限を思わせない各ゲームのステージ構成の密度の濃さも秀逸の一言に尽きる。特にそれが炸裂しているのが主役的存在の『勇者30』。RPGを30秒で遊ぶという明らかに無謀とも言えるコンセプトを適切な簡略化とバランスの取れたイベント配置によって、見事に実現させてしまっている。ゲーム的にはRPGというよりはアクションゲームに近い感じなのだが、レベルアップやクエストなどのお約束要素の存在とストーリー描写等、確かにRPGだと思わせてくれる適切なレベルデザインが徹底されているのも特筆に値する部分だ。
そのレベルデザインにしても、ステージによっては特別な武器を探す為にダンジョンに潜ったり、ちょっとしたストーリーに沿って城への突撃を目指していくなど、多彩な展開が描かれており、プレイヤーを飽きさせない工夫が徹底されているのが見事。勿論、それらのイベントをこなすに当たっても30秒という時間制限があるので、その中で如何に効率よく行動していかねばならない。その計画を練るだけでも、十分過ぎるほどの満足感とゲームとしているなという確実な手応えを感じ取れるのも凄いの一言に尽きる。
30秒という時間の短さから、そんな深い内容なんて描けないだろうし、そもそもRPGにならないのではと、先入観から抱いてしまうかもしれないが、実際にプレイして見ると、その認識が如何に間違ったものであったかを思い知らされるだろう。また、RPGというジャンルが短時間の内容でもレベルデザイン如何によってしっかり成り立つという、可能性の高さと奥深さに気付かされるはずだ。RPGはスローテンポではなく、ハイテンポでも面白いものは十分に作れる。そんなRPGの可能性を実感させられる内容に『勇者30』は完成されているのである。
しかし、『勇者30』の出来が全てにおいて優れている反面、最終シナリオを除いた、残る3つのゲームがおまけも同然な作りになってしまっているのは勿体無い。いずれもゲームシステムなどは悪く無いのだが、『勇者30』に比べるとどうしてもインパクトと密度に欠ける。レベルデザインも洗練されてなく、3つとも平坦なステージを淡々とクリアしていくだけになってしまっているのも厳しい。唯一、『騎士30』はできる事の多彩さという売りもあってか、レベルデザインの甘さはあっても十分遊べる内容に完成されているのだが、残る二つはそこまでの強みがないのでおまけ臭を払拭できてない。
いずれもアイディアは悪くないだけに、もう少しステージを練り込んでも良かったのではないのだろうか。見事なまでに宝の持ち腐れ的な作りになってしまっているのが残念極まりない感じだ。むしろ、ここまでの出来なら、『勇者30』に一本化した内容でも良かったかもしれない。
そんな具合に『勇者30』以外のゲームの出来に厳しいものがあるが、それでもゲームシステムの完成度の高さは全く色褪せない。30秒以内に目標達成という一見、安直な感のあるゲーム内容でありながら、巻き戻し機能、それを使う事のペナルティと言った補助要素を加え、今までにない新しくて面白いゲーム性を確立させた事は大きな評価に値する。
まさにゲームはアイディアこそ全て、という原点を突き詰めたとも言える出来栄え。複雑な要素で固めず、誰もが分かり易い要素と様々な縛りで実現させる事にこだわった姿勢には、昨今のゲーム、主にRPGに対するアンチテーゼ的なものを実感させられる。少し古臭いが、面白さは抜群。その完成度の高さには、ライトユーザーもコアユーザーも問わず、ゲームって面白いなと深々と思い知らされること請け合いだ。

その他、操作性も良好で、手触りの良さを追求した軽いレスポンスは癖になる。快適性も申し分なく、メディアインストール機能無しでありながらロード時間は一部を除いてほぼ皆無。サクサク、テンポ良く遊べる仕上がりになっている。
難易度も優し過ぎず、かと言って難し過ぎずの非常に丁度言いバランス。『勇者30』と最終シナリオ以外、少し大味な所もあるが、破綻している所は皆無で気持ちよく遊べる作りだ。
そしてボリュームに関しては正直、少なめ。エンディングまで10時間はかからない。但し、やり込み要素や隠し要素などは申し分なく、それらを極める目的で遊べば倍以上の時間楽しむ事ができる内容になっている。しかし、やり込みに関しては『勇者30』以外はイマイチ面白味に欠ける。むしろ、『勇者30』以外にその土壌が無いと言ってもいいほどだ。その辺に関しては個々の作り込みの甘さを感じざるを得ない。
グラフィックもドット絵と懐かしさに富んだ作りなのだが、ドットの部分が露骨過ぎるデザインは正直、イマイチ。特に拡大版のデザインには人によっては拒否反応を覚えるほどだ。そもそも、アップにする必要はあったのだろうか…?この辺にはちょっと、レトロな雰囲気を出そうとした狙いを履き違えている感じが否めない。

反面、音楽は非常に良い出来。しかも、作曲担当として桜庭統、古代祐三と言った著名なゲーム音楽作曲家20名強が参加しているという豪華っぷり。あの『大乱闘スマッシュブラザーズX』もビックリな面子となっている。特にTHE ALFEEの高見沢俊彦氏が手掛けたタイトル曲は強烈の一言。これを聴く為だけでも今作をプレイする価値はある。要チェックだ。
演出も音楽の使い方が非常に上手く、盛り上げる時にはその場面に適し過ぎた曲を流すなど、空気の読み方がずば抜けている。特に『勇者30』の終盤のステージのイベントはその真骨頂とも言える仕上がりとなっているので必見だ。
その他、ストーリーも意外に良い出来で、特に最終シナリオでの畳み掛けるような熱い展開は強烈の一言。ただ、所々で挟まれるギャグは正直言って寒い。この辺は人によってかなり好みが分かれるかもしれない。
主役的存在の『勇者30』以外のゲームの作りが甘いと言った欠点もあるが、内容の良さは折り紙付きと言っても良いほど。アイディアの勝利とも言える傑作に仕上げられている。遊べる時間は短時間でありながら、極めようとなれば30秒以上の時間を費やすハメにもなるなど、中毒性に関しても申し分ない今作。
PSPをお持ちの方ならば是非、プレイして頂きたい逸品だ。特に重厚長大な大作RPGに疲れた方にお薦め。30秒という短い時間に侮る事なかれ。こいつ、予想以上に濃いですよ。
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