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  4. ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?
≫ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?
■発売元 カプコン
■ジャンル アクション
■CERO A(全年齢対象)
■定価 ファミコン版:6500円(税別)
バーチャルコンソール版:476円(税別)
■公式サイト ≫VC版:(Wii) / (3DS) / (WiiU)
▼Information
■プレイ人数 1人
■セーブデータ数 無し(※パスワードコンティニュー形式)
■総説明書ページ数 32ページ
■推定クリア時間 4〜6時間
ワイリーは改心し、ライト博士と共に世界平和の為の巨大ロボット「γ(ガンマ)」の研究に力を注いでいた。
研究はほぼ完成し、残るは未知の惑星に散らばる八つのエネルギー元素を合成し、「γ」に与えるだけとなった。
しかし、元素を採掘していたロボットた達が突然狂い始めるという異変が起きた。
ライト博士からの連絡を受けた「ロックマン」は未知の惑星に向け、出発する。
かくして新たなる戦いが始まった。
▼Points Check
--- Good Point ---
◆シリーズお馴染みのプレイヤー好み攻略ルート構築を可能とする自由度の高い本編構成
◆挙動改善と新アクション「スライディング」によって、より気持ちよく動かせる手触り感を実現した操作性
◆前作同様に個性豊かで意表を突く攻撃パターンと機敏な動きで攻めてくる全八体のボス達
◆シリーズ伝統の属性相関を突くことによる難易度変化を描いたボス戦のバランス
◆飛び抜けて使い勝手の高い武器がなくなって、均等なバランスにまとまった「特殊武器」
◆アイコンが表示されるようになって、より個々の判別がし易くなった特殊武器選択メニュー
◆新たに中盤ステージが四つも設けられて前作以上に物量が増した本編ボリューム(なんとステージ総数にして15以上、ボスに至ってはそれ以上の20体強が登場する)
◆ジャンプ台、潜水艦などに変形する特徴から見た目でも楽しませてくれる新サポートキャラクター「ラッシュ」
◆未開の惑星が舞台という設定を活かした、変化に富んだステージロケーション(細胞で構築された洞窟、足場が蛇の基地と言った異質な舞台が数多く登場する)
◆巨大なコマ、画面全体に敷き詰められたロボットの卵(?)など、これまでにも増して個性の強まったステージギミック
◆最大所持数が九つに増え、より救済アイテムとして使い易くなった「エネルギー缶(E缶)」
◆前作以上に背景の描き込み具合が強化され、ドット絵もより精微な作りになったグラフィック
◆音源周りの強化が図られ、より厚みのある仕上がりに進化を遂げた音楽(名曲も満載)
◆オープニングデモは無くなったが、アイテム入手時のデモから台詞付きのストーリーイベントを始め、大幅な進化が図られている演出周り(エフェクト全般もより派手になっている)
◆前作経験者ならばニヤリとすること請け合いの中盤ステージのボス達

--- Bad Point ---
◆本編ボリューム増強の反動によるリプレイ性の低下(周回プレイがやり難くなった)
◆新たに青チップが用意され、入力周りが複雑化したパスワードコンティニューシステム
◆動きが機敏過ぎる上、弱点武器も当てにくいボス・シャドーマン
◆属性相関の途中崩壊(どのようにプレイしても、必ず途中で相関図が崩れ、初期装備での戦いを再び強いられるようになっている。シリーズとしては異例過ぎる設定)
◆特殊武器「タップスピン」によるゴリ押しを推奨するボス戦の存在
◆同時に二体以上動く仕様上、処理落ちによるテンポ悪化が生じるボス・ジェニミマンと最終ステージ3に登場するボス(そこまで激しいものでないだけ救いだが)
▼Review ≪Last Update : 12/17/2017≫
忘れられた紅いヒーローが姿を現す。

そして、過去のロボット達も復活する…?


大ヒットを記録したカプコン制作のアクションゲーム『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』の続編にして、シリーズ第三作目。前作の発売から一年半近くが経過した1990年に発売された。

一部謎の設定ミスもあるが、前二作にも増してボリュームアップし、バランス面の改善も図った続編にして良作だ。

ゲーム内容は前二作と共通。横スクロールで展開するステージクリア型アクションゲームで、主人公のロックマンを操作し、未知の惑星探査に送り込まれ、突如、暴走を始めた八体のロボットの鎮圧を目指すというものである。
システム周りも前二作を踏襲し、ロックマンの基本アクション、自由な攻略ルートを構築できるステージセレクトシステム、ボスを倒す事によって手に入る「特殊武器」とそれに絡んだボスの弱点相関は今作にも継承。更に、前作で新規に追加されたパスワードコンティニューシステム、エネルギー缶、そして八体に増量されたボスキャラクター達なども引き継ぎ、そこに前作には無かった新要素及び、既存要素の改良を施した内容に仕上げられている。
本作からの新要素で、特に象徴的なものとしては「スライディング」なる新アクションの追加。十字ボタンの下を押しながらAボタンを押す事により、ロックマンが向いている方向に倣い、少し身を屈めて滑走するようになった。これにより、従来の立ち姿勢では通過できない細長い通路を通れるようになったほか、ステージ内にもその活用を促すシチュエーションが設けられ、より起伏に富んだ構成に進化を遂げている。また、通常の歩行よりもロックマンが素早く移動することから、ゲーム全体のスピード感も向上。加えて、身を屈めて滑走するその特性から、敵の攻撃回避時にも活躍。前二作にも増して回避行動後から反撃がスピーディに行えるようにもなっている。しゃがみと移動を同時に行うスタイルなので、回避の際にタイミングを誤ると敵に正面衝突してダメージとなる危険が伴うというデメリットがあったりするが、その独自の作りがその場にしゃがんで回避する手段では到底味わえぬスリルを演出。見た目こそ地味ながら、新鮮な手応えと動かす楽しさに満ちたアクションに仕上げられている。それまで、その場に留まるか、ジャンプして回避するかの二つの行動を心掛ければ良かった前二作より若干、複雑になった感もあれど、選択の幅が増した事によって、アクションゲームとしては更に躍動的な作りへと進化。まさに今作における続編としての違いを象徴する要素となっている。特に前作経験者にとってはある意味、危険な代物。慣れると、主にボス戦時においてイージーミスを多発するようになってしまうかもしれない。
また、これは新要素というよりは既存要素の改良に当たるのだが、前作で初登場したサポートアイテム「アイテム1〜3号」が全く別のものへと一新。犬を模したロボット「ラッシュ」へと改められ、ロックマンをサポートしてくれるようになった。使い方は前作の「アイテム1〜3号」と同じで、スタートボタンを押すと表示されるメニュー画面で使いたい形態を選択し、Bボタンで呼び出すだけ。更にこれまた「アイテム1〜3号」同様、ラッシュにも三つの形態が用意されており、特定のステージをクリアする度に解禁されていく仕組みとなっている。但し、その内の一つであるラッシュの上に乗ると大ジャンプができる「ラッシュコイル」は初期装備で、ゲーム開始時点から使用可能。その為、本作では早い段階でその恩恵にあずかる事ができる。また、「ラッシュコイル」の性能から明らかなように、形態ごとの性能も水中での自由な行動を可能にする「ラッシュマリン」、空を縦横無尽に動き回れる「ラッシュジェット」と、「アイテム1〜3号」とは似て非なるものになっている。そうも形態まで違うものになった為、サポートアイテム…もとい、サポートキャラクターを活用して乗り越えるステージの難所も前作とは異なる色合いのものに。併せて、ロックマン事実上の仲間が追加された事で共闘感も演出されるなど、より魅力の増した要素へと進歩を遂げている。地味ではあるが、各形態ごとにラッシュがそれに沿った姿へ変形する様も地味な見所。その変幻自在ぶりには、ロボット故の凄味と何でもあり感に満ちているので必見だ。
更にステージにも新要素として、謎のキャラクター「ブルース」との戦闘イベントが追加され、密度が濃くなっている。戦闘イベントと言っても、その実態は前作で初登場した中ボス戦の別バージョンと言ったものなのだが、指定のエリアに入る事で口笛を模した音楽が流れ、いきなり戦闘が始まるなど、ストーリー性の強い演出を仕込んだ作りになっているのが大きな特色。ブルース自体もそんなに強い訳では無く、倒そうと思っても逃げてしまうなど、興味をそそる仕掛けが凝らされているのも見所だ。要素的には前作の中ボスの発展系で、前作経験者にはそれほど新鮮味を感じさせないものではあるが、その個性的な演出もあって、見れば誰もが印象を残すこと間違いなし。そんなストーリー性の強い要素も今作には取り入れられており、前二作とは異なる雰囲気を醸し出している。
この他、ステージセレクト画面がまた一新され、前作と同じデザインではあるが、中央にロックマンの顔グラフィックが描かれたものになり、カーソルの動きに合わせて目が動くというユニークな仕掛けが凝らされたものになったほか、スタートボタンを押すと表示されるメニュー画面も前二作とは異なるデザインに一新。前作に登場し、今作にも継承された「エネルギー缶」も所持数が四つから九つに増えるなど、使い勝手の強化を図る試みも成されている。
全体的には前作に準拠した作り。それでいて、アクションの多様化、ブルースやラッシュと言った脇を固めるキャラクターの増加によるストーリー性の強化を図った新たな試みが満載の内容。正統進化系に徹していた前作とは異なる、新しい可能性とロックマンという作品の世界観を広げる意図が込められた続編となっている。

そんな今作の魅力は、「スライディング」の追加によって多彩になったアクション…ではなく、本編のボリュームである。前作も前作で、ボスの数が八体になり、最終ステージのエリア数も増大するなど、十分なボリュームになっていたのだが、あろう事か、今作はそれをさらに上回るボリュームを実現してしまった。なんとその数にて、18以上!それでいて、ボスの数に至っては20体強!前作のボリュームが少なく感じてしまうほどの脅威の物量となっているのだ。
それ故、今回は本編もとんでもない事に。基本的には前二作同様に八体のボスが待ち構えるステージを選択する所から始まるのだが、それを全てクリアすると最終ステージ突入とはならず、「ドクロボット」なる量産型ロボットとの戦いへと移行。事実上の本編第二部がスタートするのだ。そして、そのドクロボット達を仕留めると今度こそ最終ステージ…にはならず、幾度かのイベントを挟む事になり、それが一通り終わるとやっとの事で最終ステージがスタート。前作の八体ボスを倒し終えた後と同じ展開になるのである。
こんな入り組んだ作りになっただけあって、今回はエンディングまで辿り着くのもそう易々とはいかず。パスワードコンティニューシステムを活用し、じっくり取り組む事が重要視される内容になっている。ある意味、そのシステムを実装している事の意義を突き詰めたとも言える作り。途中再開ができるようになったのだから、沢山追加しても良いよね、と言わんばかりに製作スタッフが暴走したかのような、盛り沢山にも程があるボリュームになっているのだ。正直、前二作経験者どころか、未経験者でも度肝を抜かす事必至の物量。しかも、ボス戦が終盤に設けられたタイプのステージクリア型アクションゲームでこの物量という事で、ジャンルとしても革新的…という以上に、インパクトに秀でたものにもなっている。
それでいて、ステージの作り込みには一切妥協がなく、ゲームバランスの調整も万全。おまけに前二作にも増して個性を強化。特に仕掛け周りが派手になり、乗ると上方向に急発進するブロック、巨大なコマ、進路を埋め尽くすロボットの卵(?)、左右にループ移動を繰り返す足場、挙句の果てにはボス戦が二連続で行われるエリアなど、これでもかと言わんばかりに新規のネタが多数登場し、プレイヤーを翻弄させてくる。併せて敵も個性的になっていて、中にはステージ全体を宇宙空間にすり替えて足場を見えなくすると言った、驚愕の攻撃を仕掛けてくる者も。そんな仕掛けと敵が登場するだけあって、今回はどのステージも一度遊んだら、忘れられなくなるほどの衝撃を覚えること間違いなし。それでいて、ブルースの戦闘イベントの追加で密度とやり応えもパワーアップしているというおまけ付き。その強化ぶりには、前作経験者は着実な進化を感じさせられると同時に、何でそこまで強化したと思わず突っ込みたくなってしまうだろう。
やや極端に感じられた箇所にメスが入れられているのも秀逸。特に敵から受けるダメージの量はより妥当な加減となり、それまで順調に進んできたのを水の泡にされる悲劇に見舞われ難くなった。これにより、ゴリ押しも多少ながら効き易くなるなど、アクションゲームが得意でないプレイヤーにも遊べる余地が作られたのは大きな進歩と言えるだろう。勿論、自由な攻略ルートを構築できる楽しさと奥深さを際立たせる、懐の広さに関しても健在。妥当なバランスに落ち着いた事で、その魅力は更に際立っており、より遊び易く、やり込める仕上がりになっている。おまけに今回は本編全体のボリュームが爆発的に増加しているので、ルート構築のパターンもより複雑化。これまた、前作経験者で極め尽したプレイヤーであれば、どうしてそこまで入れ込んでしまったのかと、乾いた笑いがこみ上げてくるかもしれない。
ボスキャラクターの練り込み具合も前二作準拠の素晴らしい完成度だ。今回もこれまでの魅力をしっかりと受け継いだ仕上がりとなっており、奇抜な攻撃手段でプレイヤーを翻弄させてくる。特に動きが非常に躍動的なものへと進歩しているのが大きな見所。数あるボスキャラクター達の中でも、シャドーマンはそれを体現するボスキャラクターとなっており、戦った誰もがその機敏な動きに翻弄されること請け合い。今作で初めて実装されたスライディングによる高速行動を取ってくるという事からも、このボスの本気振りと言うものが察せるだろう。また、ハードマン、ジェニミマンと言った変わった攻撃を仕掛けてくるボスが居るのも見所。どう言った攻撃を仕掛けてくるのかは本編を遊んでのお楽しみだが、後者のジェニミマンに関してはビックリすること請け合い。地味だがある意味、技術面の進化も感じられるボスでもあったりするので、こちらもシャドーマンと併せて必見だ。だが、それ以上に注目すべきは先も消化した「ドクロボット」であったりする。このボスと言うのがまたアルゴリズム的にとんでもなかったりするのだが、これもまた本編でその凄味を味わって頂きたいところだ。特に前作を遊んだプレイヤーなら、思わず声が出るほどの驚きを覚えるかもしれない。併せて、制作スタッフのロックマンを遊んできたプレイヤーに対する感謝を示すものにもなっているので、要チェックである。
ステージクリア型アクションゲームで18近くのステージを入れ、ボスも20体強用意するという事からして、荒業としか言い様がないものがあるが、数を増やして単に本編を長くしただけで終わらず、ステージやボスと言った根幹部分にせよ、バランスにせよ、丹念に作り込んでプレイヤーを飽きさせず、刺激を与え続けるものに仕立て上げているのには感服の一言に尽きる。だが、裏を返せばボリュームが増した事で、周回プレイのやり込みが重くなってしまったのは賛否が分かれる。また、どういう訳か弱点となる特殊武器を突いたルートで攻略していくと途中で法則が崩れる。初期装備でボスと対峙する場面が出てきてしまうのだ。前二作は順番に沿って弱点を突いていける流れを作れるように作られていたのに、それが今回はできない。率直に言って、どうしてこうなったの一言。設定ミスなのだろうか?真相は制作スタッフのみぞ知るところだが、弱点の特殊武器を突くことによる難易度の低下を特色とするロックマンの御約束を悪い意味で壊した措置。もし、ミスでこうなったのだとなれば、ちゃんと確認してくれとしか言い様がないのが辛いところである。他に今回は所持している「エネルギー缶」まで保存する仕様故にか、パスワードも複雑化し、メモを取るのが煩わしい内容になったのも褒められない。システム上仕方がないにせよ、できれば前作ぐらい単純なものにして欲しかった限りだ。
そんなボリュームアップを施したなりの弊害もある辺り、一長一短と言ったところ。だが、続編としては着実かつ、大幅な進化を遂げた作りではある。特に堅実なレベルデザインとゲームバランスの適切さには、その旨味がたっぷり詰まっている。その見事な手応えには、今作の只ならぬ密度と言うものを思い知るはずだ。

操作性も落下時に早くなるという設定自体が撤廃され、動かす楽しさが向上。特殊武器にもその楽しさを引き立てる種類のものが追加されるなど、確かな進化を感じ取れる仕掛けも凝らされている。また、スライディングの追加によってスピーディに動けるようになったのも進化の一つ。先の繰り返しになってしまうが、そのスピード感と回避のし易さに慣れてしまうと、前二作を遊ぶのが苦痛になってしまうかもしれない。特に前作経験者ほど、要注意だ。
ボリュームの所で触れなかったが、ステージのロケーションも一新。未知の惑星が舞台というのを活かした奇抜な舞台が増えており、特に足場から敵に至るまで、全てが蛇の体且つ、緑色で統一されたスネークマンステージは圧巻。その派手な見た目は、記憶に深々と刻み込まれるほどの衝撃を覚えるかもしれない。また、ジェニミマンステージの奇妙な鉱物とロボットの卵(?)、何かの細胞で敷き詰められた洞窟も強烈。色合い的にも禍々しいものになっているので必見だ。
そんな強烈な舞台設定が成されたステージを彩るグラフィックの質も非常に高い。全体的に明るめの色彩になったほか、描き込み具合が前作にも増して深くなってより美しく、見栄えのあるものへと進化している。ステージセレクト画面のボスキャラクターごとの顔グラフィックも少ない色数を最大限に活用して立体的に仕上げたものになっているなど、前作と使っている色は同じなのに、全く見た目が違うその作りも圧巻。ドット絵職人の技と言うものを痛感させられるだろう。
音楽も素晴らしい出来。過去二作同様に一つ一つのステージに個別の曲を設定するこだわりが炸裂しているほか、音源面での強化も図られ、より厚みのある仕上がりへとパワーアップを遂げている。耳に残る名曲も盛り沢山で、ハードマン、タップマン、ジェニミマン、スパークマンの四ステージで流れる楽曲は特に強烈。また、前作で素晴らしく印象的だった最終ステージの曲も相変わらずの完成度。だが、その雰囲気は前作とは180度別物になっていて、人によっては、哀愁みたいなものを感じてしまうかもしれない。どんな楽曲になっているのかは……本編を遊んでのお楽しみ。

演出周りもブルースの登場でストーリー性が強化されるなど、一段とパワーアップ。特に八体のボスを撃破後からの展開は非常に盛り上がるものになっている。また、前作ではオープニングしか使われていなかったテキストもイベントデモで活用され、より場面ごとの状況を把握し易くなっている。その一方、前作にあったオープニングデモが無くなってしまったのだが、それを補うだけの演出が本編には満載。特にエンディングはこれまでのロックマンシリーズの集大成とも言えるものになっているので、ここまでのシリーズを全て遊んできた方なら何が何でも見て頂きたいところだ。この他、ストーリーも少し展開に捻りを加えたものになり、ドラマ性が強化されると言ったパワーアップも施されている。
総じて、前作を更にボリュームアップして、アクション性とストーリー性を高めたロックマンの究極形とも言える内容。パスワードの複雑化にボリュームアップ特有の弊害もあったりするが、アクションゲームとしての質の高さはいつも通りであり、更なる高みへと到達した仕上がりとなっている。ゲームバランスも更に洗練され、シリーズ未経験者から経験者までフォローする作品へと進歩を遂げた今作。前作経験者は勿論の事、アクションゲームが好きな人なら要プレイの良作だ。全体的にマイルドなバランスになっているので、今作を入門編とするのも良し。前作も前作で素晴らしい出来だったが、今作も魅力的なアクションゲームになっているので、機会があったら是非、お試しを。お薦めの一本だ。勿論、WiiやWiiU、3DSのバーチャルコンソール、ゲームアーカイブズ等でも配信中。ファミコンをお持ちで無い方はそちらでお試しください。
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